【労務単価引き上げ】中野国交相と建設4団体/賃上げなど申し合わせ
中野洋昌国交相と建設4団体は、賃上げや生産性向上に関する申し合わせを行った。このほか政府から建設業界への要望も示された。
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中野国交相は14日に開かれた石破茂首相と4団体の車座対話において、建設業の賃上げや生産性向上に向けた政府の取り組みのほか、申し合わせについても説明した。
車座対話終了後の記者会見で中野国交相は、申し合わせについて石破首相から「意欲的である」と評価を得たことを報告した。
申し合わせおよび建設業界への要望の概要は次の通り。
【申し合わせ】
◇技能者の賃上げ
技能者の賃上げについて、3月から適用される公共工事設計労務単価の引き上げ等を踏まえ、民間工事も含めて「おおむね6%の上昇」を目標とし、その達成のための取り組みを強力に推進すること。あわせて、各団体において目標の達成状況をフォローアップし、その結果について来年報告すること。
◇生産性向上
国交省が策定する建設業の省力化投資促進プランも踏まえ、各団体において具体的な目標・期限を定めた計画を早急に策定し、定期的なフォローアップを通じ、業種・職種に応じた効果的な取り組みを推進すること。
【賃上げに向けて、建設業界へのお願い】
◇受注者の利益を損ね、価格転嫁を阻害する商習慣の見直し
◇サプライチェーン全体での適切な価格転嫁
◇自主行動計画の順守
◇「労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針」の順守の徹底
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〈2025/02/17配信〉
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